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校長あいさつ

                                
校長 佐藤 勇人

 新たなる出発
ー 魅力と活力ある学校を目指して ー

 本年5月1日の開校記念日には、管理・教室棟の竣工記念式典並びに創立90周年記念式典を厳粛かつ盛大に執り行うことができました。90年余にわたる本校発展の歴史と数々の功績を回顧し、新たなる飛躍を誓い合ったところです。
 創立90周年を迎えるにあたり、PTA、稲陵会、学校後援会、学校の4者により「創立90周年記念事業実行委員会」が結成され、記念式典をはじめ、教育環境整備事業(教室等エアコン整備、吹奏楽部楽器整備・ユニフォームの新調)、ホッケー部記念モニュメント設置(「青春の想い」ブロンズ像)、そして、90周年記念誌の編纂・発刊等、数多くの記念事業が計画され、実現の運びとなりました。
 この記念事業の遂行にあたっては、全国各地でご活躍の卒業生の皆様をはじめ、PTA、奥出雲町当局、地元町民の方々等、各方面から物心両面にわたり、多大なるご支援を賜りましたことに、心より感謝申し上げます。

 本校は、平成14年度まで、全校生徒数500名以上(最多生徒数は昭和40年度の815名)を維持して参りましたが、生徒数の減少傾向は加速化し、平成23年5月1日現在、336名となっています。全国的な少子化の流れの中で、奥出雲町内唯一の高等学校として、今後の本校の在り方や本町の状況等を見据えて、中山間地をリードする高校づくりに真剣に取り組んでいかなくてはなりません。
 平成23年3月に策定された『奥出雲町総合計画』の一文に、

「人口減少と高齢者の独り暮らしや核家族化といった家族規模の縮小が進み、家庭内や集落内での助け合いの機能が低下する中で、伝統行事や集落活動、支えあう仕組みづくりを見直す必要があります。・・・・(中略)、これまで本町で連綿と続いてきた産業や、文化の中で培われてきた人材育成の技術や知恵を今後も系統的に引き継ぎ、コミュニティ活動や産業、福祉、教育、文化などそれぞれの場面で次代の担い手となる人材の確保と育成を支援します。」

と、記されています。創立以来、地域とともに歩んできた本校が、今後大きな飛躍と発展をしていくためにも、この機をチャンスと捉えて、本町に生まれ育っていく子どもたちは元より、周辺地域、さらには、他県からも魅力を感じていただくための、「魅力と活力ある高校づくり」に取り組んでいきたいと考えています。
 本校で学ぶ生徒の全てが、「高い志と自他を愛する心を持ち、故郷の未来に貢献できる有為な社会人」に育つことをめざしていきたいと強く願っているところです。

 只今、記念事業の一環として、平成12年度以降の校史を綴る「創立90周年記念 横田高校10年史」の本年末の発刊に向けて編集作業中であります。10年史は、地域に根ざした学校として、たゆまない発展をしてきた本校80年史の「追録」として刊行いたします。本校の今後の発展と次期百周年の編集に継続することを願って企図いたしました。
 90年余にわたって培われた伝統と校風を堅持し、校訓「凛凛しく・毅く・逞しく」の精神に基づき、さらなる発展につながる縁となることを願っています。 


 平成23年9月15日
                     校長  佐藤 勇人(昭和46年3月卒、51期生)