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ブログ 隠岐養護まつり 忙しさについて

 11月16日、多くのお客様をお迎えして「隠岐養護まつり」を終えることができました。休む間もなく、本校の小中学部は12月4日 町内の支援学級とともに行う「なかよし発表会」の準備、そして高等部も12月7日開催の「みんなでつくる発表会」の準備に入りました。

 

 「行事が多い」。本校に赴任した教職員のほとんどがそう感じていることと思います。私が着任する前には、「行事の精選」が継続的に議論されていたと聞いています。働き方改革が求められている時期でもありますし。

 「行事の精選」とは、いくつかの行事をやめることです。ただ、言うことは簡単なのですが、それぞれの行事にはできた経緯と、関わってきた方々の思いがあり、そして児童生徒がその行事を通じて成長をみせてきたという事実があるため、実際に止めるという判断には慎重にならざるを得ません。

 たとえば、「みんなでつくる発表会」は、本校の在校生だけでなく福祉サービス事業所などで働く卒業生が、地域の方々とともにステージに立つイベントです。学校を卒業しても年に1回は舞台で演じることができる、めったにない企画です。意義は大きいと多くの関係者は考えており、ですから継続してきたものだと思います。

 そうはいっても、「隠岐養護まつり」と「発表会」の間隔が今年の場合は3週間。子どもたちも教職員も忙しいのは疑うべくもありません。

 「忙しい」ということは、大切なものを見失わせる怖さがあります。一方、多くの事柄を継続的にやり続けている時、一つ終われば気分を切り替えて次のことに向かうというギアチェンジを体感できます。先日の「隠岐養護まつり」において、中高等部の生徒は、会場準備、オープニング・企画PR、販売、児童生徒会企画、合奏・合唱、エンディングと多くのことをやりとげました。

 普段であれば、「疲れた」であるとか、「私にはできません」であるとか、自分で自分の行動にブレーキをかけているかもしれない業務量を、「まつり」の成功のためにやり続けていました。生徒たちは、理不尽とおもわれる役割分担をやりとげることで、普段考えている自分の枠を超えていました。これを成長といってよいと私は思います。

 そして、「二度とやらない」ではなく、「しんどかったけれど、楽しかった」と生徒一人一人が思えたとしたら、これは大成功というしかありません。「しんどかったけど、たのしかった。やりきった」という感覚、つまり「達成感」こそが、今後の生活にエンジンとなると私は経験的に考えているからです。

 そのように考えていますので、年度当初に「日程的に厳しい行事ですが継続します。生徒が主体的に動けるよう早くから準備をお願いします」と先生方に説明を行いました。

 「まつり」が終わった数日後、高等部の生徒たちは「発表会」のステージ台本の読み合わせを行っていました。

 準備は始まっています。12月7日(土)隠岐島文化会館で「みんなでつくる発表会」を行います。児童生徒のステージ上の姿を見に、是非お越しください。