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2018年7月アーカイブ

一学期を振り返って

隠岐養護学校長

赤山克司

7月20日に一学期の終業式を行いました。

暑さが続いていることを考慮した総務の提案により、冷房のきいたプレールームで実施しました。

本校では、終了式の前に、各学部の学習成果の発表を行っています。

今学期の発表は、高等部、音楽で取り組んだリコーダーの演奏。小中学部は「なかよし大運動会」のハーフタイムショーで取り組んだ「よさこい踊り」に再び挑戦しました。

先生方や、隣の生徒の動きを見ながら、演奏したり、踊ったりする部分もありしたが、時間いっぱいみんなの前に立ち、やり終えることができたこと自体が、成長を感じさせました。

終業式では、おおむね次のような話をしました。

※以下終業式での話です。

今学期、いろいろなことに挑戦しました。

運動会や、修学旅行、現場実習などですが、皆さんそれぞれ、やりきることができていました。これは素晴らしいことです。

皆さんの活動をみていて、よくやれているなと感じていることを一つ紹介します。なんだと思いますか。

それは後片付けです。運動会の後、各集会の後の片づけを全員で早く行うことができています。

昨年の4月から、事あるごとに「挨拶、手の幅、後始末」と言ってきています。

集団での後始末は、先ほど言ったようにできています。あとは、家や学校での机の周りの始末ができるようになればいいですね。

挨拶は、現場実習で意識して取り組んできましたし、7月に「ふるまいアップ週間」を実施しましたので、定着してきている人も多くなっていると思います。

残るのは、「手の幅」です。手の幅とは、人との距離感を意味します。必要以上に人に近づきすぎないこと。つまり、体の距離感ですね。これを間違えると誤解のもとですので、注意が必要です。

人との距離感には、言葉遣いも含まれます。親しくなっても、丁寧な言葉遣いができるといいですね。丁寧な言葉遣いをして、喧嘩にはなりませんよね。対人関係をよくするためには、人との体の距離と言葉遣いという二つの距離感を大切にしていきましょう。

では、夏休みです。事故に注意して、8月30日、元気に会いましょう。

よらぁや週間(公開授業)

隠岐養護学校長

赤山克司

 7月2日から6日の5日間を「よらあや週間」(お互いに授業を見あい、意見交換をする週間)としていました。「よらあや」とは隠岐の言葉で、「一緒になって話そう」という意味のようです。授業を見ただけでなく、その授業が子どもの成長に有効であったか、もっとよくするにはどうするかを話し合う部分を大切にしていることから、つけられたものだと聞いています。

 特別支援教育の研究会などに出かけると、「専門性の向上」が主要なテーマとなっています。    

 発達障がい、自閉症スペクトラムなど知的障がい教育学校が積み上げてきた授業手法のみでは対応できない子どもの入学が増加していること、経験がある教員の大量退職による技法の継承が急務であることなどが主な要因です。

 研究会などでは、「専門性の向上」のため、公開授業を行うけれど、授業の調整が難しく参加者が少ないこと、そのため授業をみての授業研究が行いにくいことなどが語られます。児童生徒数が急増していて、児童生徒の一人一人をすべての教職員が知っているという状況がつくりにくいことが、参観に人が出かけにくい遠因になっているのではないかとも、私は考えています。

 おかげさまで本校は、児童生徒をすべての教職員が知ることができています。また、中学部の生徒が高等部と一緒に活動する機会や高等部の教員が小中学部の昼休み対応にでかけるなど、学部を超えた生徒・教員の交流も行われています。  

 そのため、授業を見た後の意見交換が活発に行えているように感じています。これは、本校を支えるきわめて大切な雰囲気であり、なんとしても継続していく必要があります。

 どうしたら継続していけるのか。それを考えるためには、なぜ今活発に意見交換ができているのかを整理してみる必要があります。

 教員の年齢構成をみると20才代から50才代まで、ほぼ均等にいることで、多様な意見交換を行いやすいこと。職員室が一つであるため、普段から子どものこと、授業のことを話あっていること。なにより、これでなくてはならないと決めつける雰囲気がないことだと考えています。

 「話し合う」時、参加する人は、少々堅苦しい言い方ですが、対等な関係、フラットな関係でありたいものです。そうでなければ、思いを外に出しにくい。出しにくい雰囲気の中では、正しいことであっても、自分に入ってこないのではないでしょうか。思いが入るためには、呼吸と同じように、思いを出すことが必要だと考えます。

 話し合いの場面だけ、話し合いましょうとはなりません。平素の仕事の進め方が、指示命令ではなく、提案と傾聴によって行われるようにしておくことが重要だと考えています。

 それは、自分自身の日々の在り方に関わってきます。意見を言われやすい状態にしておかなければと自戒しています。

就労を支える制度

隠岐養護学校長

赤山克司  

 7月6日 海士町で就労支援連絡会議が開かれました。本校生徒の就労、卒業生の仕事の継続支援でお世話になっている「隠岐障がい者就業・生活支援センター太陽」(以下太陽)が主催する会で、ハローワークや県の関係各課などが、商工会、福祉事業所等に対して就労支援制度を説明をする会議です。

 本年度から障害者雇用促進法が改正され、いわゆる法定雇用率(地方自治体・企業などが障がいがある人を雇用する割合)が引き上げられたこと、精神障害も含まれることとなったことなどの説明がありました。    

 島根労働局からは、法律の改正を反映した国の支援策の詳しい説明がありました。 主なものとして、現場実習を支援する制度(チャレンジ事業)や、トライアル雇用(三ヶ月間企業で働き、企業・働く人双方が継続的な就労を判断するもの)に対する助成金制度、雇用を進めた企業への助成金制度がありました。

 本日の会議は、国・県の制度説明でしたが、本校がある隠岐の島町も地元就職者に対して手厚い支援制度をもうけており、本校卒業生もその制度を利用させていただいています。 具体的にどの制度を利用するかは、ハローワークや太陽と相談をしながら進めることとなります。    

 ハローワークより隠岐地区の求人倍率は2倍を超えているとの情報提供もありました。働きたいと考える生徒と、企業等を結び、卒業後の生活が充実したものとなるよう取り組んでいきます。

ふるまいアップ

島根県教育委員会が平成22年度から「ふるまい推進プロジェクト」を始めています。

それをうけて本校も、職員室の入室時の挨拶に焦点を当てた取組を行っています。

今年は「目と目を合わせて」という点を強調した取組を7月2日から20日までの期間実施します。

「挨拶をすること」「目と目を合わせる」ことを、入室前に確認するため、職員室前には、掲示物がいろいろ作られています。

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