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PTA活動について

隠岐養護学校長 赤山克司

※6月15日 島根県知的障がい教育学校PTA理事会において、事務局担当校として挨拶をする機会がありました。その挨拶に言葉を加えて掲載します。

 せっかくの機会ですので、隠岐養護学校の活動に触れながらPTA活動がもつ力について話させていただきます。

 専門機関の少ない隠岐地区にあって、隠岐養護学校は地域内の保育所、小中高校に出向き、相談や、必要に応じて検査などを、センター的機能として行っています。

 その担当者からの報告を聞きますと、支援が必要と思われる保育園児等に、うまく関わっていけないということが少なからずあります。

「保護者の理解が得にくい」という理由が多いように思われます。

 では、どうしたら理解が進むのかということになります。保育所や医師、教育委員会、特別支援学校などが、保護者に必要な支援について説明をし、理解を得ていくことが主な取組となります。

この取組では、頭の中での理解は進むと考えますが、将来のことや、地域社会での生活こと、様々なことを思えば、感情も含めて受けとめが進むかというと、十分ではないと思わざるを得ません。「わかってはいが・・・」という状態の方々が「理解が得にくい」と思われている方々の中におられるのではと推測いたします。

 そこで、PTAの活動が大切になると考えています。PTAの皆さんは、地域で様々な活動を担われています。その活動の中で、子どものことで不安を感じておられる保護者が、相談を持ちかけられることがあるかもしれません。または、相談という形ではないですが、皆さんとお子さんとの関係を見て、支援の必要性とその可能性について前向きな理解をされるかもしれません。

 PTA活動に積極的に取り組まれている皆さんの姿そのものが、「理解を進める」力があると私は考えています。

 特別支援学校に在籍されている児童生徒の保護者の中にも、子どもの特性と関わり方について、わだかまりを持ち続けられている方々がおられるようにも感じております。そのような方々は、どちらかというとPTAの活動に参加が進まない傾向もあるよう思います。子どもの教育活動に熱心に関わっておられる皆様方と、一緒に活動をされることは、わだかまりを薄めるよい機会となると考えています。

 活発なPTA活動は、児童生徒だけではなく、保護者自身を支えるものと考えれば、大変大切な役割を担う組織であります。保護者同士の声がけが進みますよう各校において取り組まれ、とまどいをもっておられる保護者の方の背中を押していきたいものと考えております。

 2年間、気づかないことも多いかと思います。お教えいただきながら事務局を努めて参ります。どうかよろしくお願いいたします。