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習慣について3 手の幅

                                    隠岐養護学校長 赤山克司
 「挨拶 手の幅 後始末」の「手の幅」とは、人との間隔を示しています。
 

 本校には、必要以上に人に近づいたり、逆に遠ざかったりする傾向をみせる生徒がいます。
 

 人との間隔の近い、遠いはその人どおしの親疎を現していると考えられ、近づくことは、相手に対する親愛の情を示す場合もありますし、逆に相手に緊張を与えようとする威圧的な行いとも受け止められ場合もあります。
 

 人に必要以上に近づくことは、自分の思いに関わりなく、相手が「自分に対して好意をもってくれている」であるとか「自分をおどしている」と受け止められる怖さがあるわけです。
 では、どうしたら、生徒が日々適切な間隔で人と対するようにできるのだろうか。そう考えたとき、でてきたのが「手の幅」という表現でした。
 

 経験的に「手の幅」より近いところに人が近づくと、なんだか怖いという感じを持っていたからですが、手の幅の話を生徒にする前に、何人かの生徒に、どこまで近づくと怖いと思うかと試したところ、おおむね手の幅の距離が、怖いの分かれ目でしたので、これにしょうと考えたところです。
 

 心理学の根拠にもとづかないものですが、大切なのは、人との間隔は、人間関係を円滑に保つための重要なポイントであるということがわかり、実践できるようにすることだとの理由で、「えいや」のきもちで三つに加えました。
 

 3学期になって、教員と生徒、生徒どうしの緊張も解け、ともすれば間隔が近いなぁと感じる場面もみられます。緊張が解けたと受け取ればよい光景と考えることができるかもしれません。しかし、卒業後を考えると、見過ごすことは生徒にとっての課題の先送りだと考えます。よい関係を維持するためにも「手の幅」が自然にとれるよう「挨拶 手の幅 後始末」と唱えていきます。
 

 次回は「後始末」について記していきます。

2018年10月

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