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中学部修学旅行1 選択できる楽しさ

 隠岐養護学校長

 赤山克司

 中学部の修学旅行に同行しました。

 楽しい旅行にするためには、どうしたらよいか。街を歩くだけで楽しいと思える時もありますが、大勢の人、大量に並ぶ商品や宣伝のための多彩なディスプレーなど、日頃接することがない大量の情報に包まれ続けると、疲れて何も意識できない状態になってしまいます。ですから、事前に目的の整理が必要となります。

 いずれの学校でも修学旅行の目的は、日頃経験できないことを楽しみながら学ぶことではないでしょうか。私は、学ぶ内容には二種類あると考えています。

 一つは、自動改札の利用の仕方、ホテルの鍵の管理の仕方など旅行に必要なこと。二つ目は、多くの選択肢の中から、自分が楽しめるものを選択することです。

 今回も、事前学習で、何に注意を払えばよいのか、何を自分で決めるのかの見通しをもち、出発しています。    

 旅行に出かけて、覚えて使いこなせるようになることも楽しい。選んで自分の想像どおりであったら楽しい。ただ、選択には、あっちの方がよかったという後悔や、予想と違ったという残念な思いがつきまといます。選択には、楽しさだけではない、様々な思いを引き出してくれる味わい深さがあります。

 5名という少人数でしたので、各種施設への入場予定時間以外の現地での行動は、その時その時の生徒の疲れ具合や、人混みなどを見ながら決めることのできる、融通の利く旅行にできます。生徒の選択の機会を、様子を見ながら作れるわけです。

 道頓堀や天保山で何を食べるか、だれにどんなお土産を買うか、USJで何を体験するか。平素決めることが苦手な生徒は、数多くの選択を繰り返して修学旅行を楽しめたのではないかと感じています。

 ただ、何かを決めることが楽しくなくなっているかなと、感じるときが、ままありました。そのような時には、やはり疲れている様子でした。興味関心を持ち続けるためには、体力も必要だと改めて感じたところです。

進路研修会の最後に

 隠岐養護学校長

 赤山克司

 高等部卒業後の働く・生活する場を、本人、保護者の意見を踏まえながら確保していくことは特別支援学校の重要な役割です。

 研修の終わりにあたって、従来から卒業後の仕事・生活に着目して取り組んでいた特別支援学校において、キャリア教育をどのように考えていけばよいのかということについて話したいと思います。

 小中高でのキャリア教育を始めるに当たって、4領域8能力など必要とされる力の分析がなされ、各学校・地域での実情に応じて育成する目標を設定し取り組むことの重要性が唱えられました。

 子どもたちの現在の状況を理解するためには、分析する視点が必要ですので、「コミュニケーション能力」「自己管理能力」等という能力の提示は意義あることと考えます。

 ただ、分析された個々の能力に着目して、この授業はAの能力、次の授業はBの能力の育成を目指しますという実践は、木を見て森を見ずということに陥る危うさがつきまといます。

 学校は、1年2年と学年をおって学習内容を積み上げていく組織です。そのため、様々な技能・能力を、階段を上るように積み上げていこうとする考え方をもちがちです。また、階段の最上部に「目標」「夢」を置くと、生徒はそこに向かって頑張ってくれるのではないという考え方も根強い気がします。

 ステップをへて成長することは確かなので、そこを否定するつもりありません。

 しかし、この階段イメージを持ち続けると、目標を定めないと階段を登り始められないのではないかとか、もっとよい階段があるのではないかという いわゆる自分探しがはじまってしまいます。

 自分がやりたい、やり続けたいことは、目の前のことを一生懸命にやりつづけ、あたかも数珠つなぎのように活動の連続を作っていくことで結果的に見つかるものではないでしょうか。

 どんな職業がいいのだろうかと考える時間も大切ではありますが、体験をして、その体験をどれだけ自分のものとできるかという点に力点をおいた活動の方が、将来に結びつくのではないか。新しいこと対する不安感の強い本校生徒にとっては、特にそうだと私は考えています。

 そのように思うようになったのが、ジョブズのスピーチに触れてからです。そのスピーチの一説を引用します。

 ジョブズのスピーチの一節 2005年6月スタンフォード大学卒業式

日本語訳 松原耕二 「ぼくは見ていこう」2010.3.3 「ほぼ日刊イトイ新聞」より

  点と点を将来に向けてつなげていくことはできない。

  できるのは過去を振り返ってつなげることだけだ。

  だから今はただの点であっても、

  将来は何らかの形でつながっていくと

  信じなければならない

 目の前のことをどれだけ工夫して、取り組めるか。その子どもたちの取組を、我々がどれだけ評価し、子どもたちの営みを後押しすることができるか。子どもたちの活動の場をどのように作っていくか。そのことに着目していただきたいと考えています。

生徒どおしがなれ合わないこと

平成30年10月5日 中四国知的障がい学校PTA研究協議会に参加しました。

会場は、鳥取県立米子養護学校。10:30~12:00の間、ほぼすべての授業を公開していただきました。

広い校舎内を見て回る中で、高等部職業コースの生徒が手作りのパンとコーヒーを販売する「火木カフェ」に感銘を受けてました。

IMG_3868.jpgコーヒー・ビザパンともに100円。おいしい!!

 写真のように、メニューなども工夫され、街場にある店舗と遜色ないしつらいとなっています。生徒の接客も丁寧、誠実であり好感がもてるものでした。

 でも、一番感心したのは、開店前に行われていた朝礼の整然とした雰囲気でした。リーダー役の生徒が4名の接客担当生徒の前に立ち「おはようございます」「しばらくお待ちください」など接客に必要な挨拶練習をリードし、本日注意するべきことを説明していました。言葉づかいがしっかりしており、なれあうところがありませんでした。

 友達どおしくだけた口調で話をするよさもありますが、チームとして活動をするためには、生徒間でもきちんとした言葉遣いをし、それをしっかり受け止める雰囲気が必要だと考えます。しかしながら、この雰囲気は、高校生でもなかなか作り上げることができにくいものだと考えています。

 一生懸命することに対する照れとでもいうような感情が出てしまい、話す方も聞く方もなんとなく、かるいふざけのような言動をしてしまう。大切なことを言っているし、聞いてはいるのだけれど、お互いに伝わり合えていない不完全感が、なれあいがある場には生まれています。そのような場を活動のスタートにすると、確認不足からのミスが生まれ、ミスしたときにも、「十分に確認できていなかったから」という言い訳を許してしまう危険性があります。

 活動のスタートを毅然と行うことの大切さを、改めて教えてくれた朝礼風景でした。

 わきあいあいとした本校の生徒のよさに、なれあわず、しっかり話し、しっかり聞く時間を組み込んでいきたいと考えています。

 

隠岐いぐり凧

 本校内には、3点の隠岐いぐり凧が展示されています。

 いぐり凧は隠岐独自の凧で、周囲の10個の突起、風をうけて音を生み出す背面の蔓などが特徴と言われています。

 隠岐では、保存会が凧の継承・普及に努められており、毎年4月、前年に生まれたお子さんの名前を書いた凧などをあげておられます

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 上の凧は保存会の方からいただいたもので、裏側をみると、おおよその構造がおわかりになると思います。作成するには、竹ひごを作るところから始まり、骨格づくり、絵の作成等一連の作業が必要です。

 本校でも、保存会のご協力を得て、この伝統的な凧作りを授業で取り組み、男子生徒2名がそれぞれ1点の凧を仕上げることができました。

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鯛と鶴が描かれたこの凧は、玄関横の階段に掲げてありますので、機会がありましたらご覧ください。

岬町の畑 ネギ順調

 高等部の生徒が増加したことと、道路拡張工事により本校敷地内の畑が手狭になったことにより、校外に農地を確保することとなりました。

 ありがたいことに、地域の方より農地を借り受けることができ、本格的に野菜作りにとりくむことができています。

 9月30日 隠岐においても台風24号による強風が発生し、せっかくお貸しいただいている畑の農作物は大丈夫かと心配になり、畑の様子を確認してきました。写真は、台風が通り過ぎた10月1日の畑の様子です。

IMG_3813.jpg台風の影響もなくネギは順調です。

IMG_3812.jpg手前からネギ、白菜、さつま芋です。ここまでをお借りしています。

一番奥のやや白く見えるのは、そばの花。これも無事でした。

理解を促すために 視覚支援

下の二枚の写真は、中学部の学習に使用されているイラストや地図です。

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 左側のイラストは、姿勢をよくするためのポイントを示したもので、右側は、修学旅行で利用する乗り物を地図上においたものです。

 大人が子どもに対して、「きちんとしなさい」であるとか、「きれいにしなさい」のような語り方をする場合があります。子どもは、それを聞いてどうするでしょうか。すべての子どもが同じような理解の仕方をするとは思えませんので、大人が期待した行動を子どもがすることは期待薄のはずです。

 あらためてこのように書くと、多くの方の同意は得られそうに考えますが、日常のなかで、自分のいっていることが、相手に伝わっていないのではないかという想像はしていないのではないでしょうか。

 話すことは瞬時にできて便利ですが、それだけでは伝わりにくい、または伝わらない場合があります。そのことに思いをいたさないと、「さっき言ったでしょ。」「どうしてわからないの」という叱責につながってしまいます。子どもをよい状態にしようとした言葉がけがきっかけで、大人と子どもの関係が悪くなる。そんな悲しいことがおこってしまいます。そのようなことを防ぐためには、伝える方がまず受け手のことを考えていくことが大切になります。

 特別支援教育の場では、一人一人の児童生徒に応じた伝え方の工夫を続けています。写真のイラストは、よい姿勢のポイントを目で見て理解するための工夫として書かれました。このような伝え方の手法を視覚支援といいます。

 この姿勢のイラストは、中学部のある生徒の学習のために準備されたものですが、別な生徒がこのイラストをみて、「ピシッ」と姿勢を整えたそうです。効果絶大ということになります。

 もう一枚の地図には、フェリー、バス、特急やくも、新幹線が配置され、西郷から大阪までの移動を、目で見て理解できるようになっています。フェリーは西向き、列車は東向き。自分が乗り物にのって向かう方向まで想像できるように作られています。芸が細かい。

 行き先、移動手段がイメージできた生徒は、フェリーや列車に乗ることを楽しみにしています。しっかりと伝わった。地図をとおして、教員も生徒もともにうれしい時間を過ごすことができました。

 

 

サッカー大会をふり返って ミスをするという成長

隠岐養護学校長

赤山克司

 隠岐養護学校の高等部の生徒数は13名。入学前からサッカーがやりたいと希望している生徒もいれば、運動自体をしたくないという生徒、身体の状態から練習への参加がむずかしい生徒もいます。 多様な高等部の生徒たちですが、何らかの形で放課後の部活動に参加するよう働きかけつづけ、今年も9月の特別支援学校総合体育大会サッカーBの部へ参加することができました。  

 結果は、決勝で松江養護学校安来分教室に敗れ2位。決勝戦は終始本校が攻め続けました。点をとるための練習を積み重ねていましたので、練習の成果が十分に生かされた試合運びといえます。 残念ながら、積極的に攻めたことが、相手にボールを与える機会となってしまい、試合終了間際に同点、そして延長戦での逆転につながってしまいました。練習の成果はしっかりと発揮できたけれど、運なく負けた。そんな印象のゲームでした。  

 攻めずに、外にボールを蹴り出してしまうことをクリアといいます。あそこでクリアしておけばと思うのは、外から見る者の勝手な考えなのでしょう。生徒たちは得点を与えるプレーをした生徒を責めず、決勝戦後行われた参加学校の教員チームとの交流試合を楽しんでいるように見えました。

 以前は、勝ち負けにこだわり、試合中や試合後に不機嫌になる生徒がいましたが、今回はそのような表情が見られませんでした。一人一人がサッカーというスポーツを通じて、成長したなぁという感じでした。大変うれしかった。  

 サッカーの練習を始めた当初、ゆっくり転がってきたボールを蹴りかえすことができたなかった生徒や、攻めてくる相手が怖くて何もしなかった生徒。そんな状態であった生徒たちが、相手のボールを奪い、味方につなげようとするわけですから、まだまだうまくはいきません。 今回の大会では、交流戦も含めて、ボールに向かっていく、相手のゴールに攻めていくという最も大切なところを行っていました。逃げていない、傍観者になってはいませんでした。 

 何かをすれば、ミスがでる。ミスをしないようにする一番簡単な方法は何もしないことかもしれません。何人かの本校の生徒は、できないことを恐れ、何もしないという選択を積み重ねてきた印象がありますが、この大会では、そのような光景はみられず、ミスしても次のプレーにすぐに移っていました。サッカーにおいては、明らかに成長したのです。  

 本校の生徒の多くは、習得した一つのことを、そのほかの行動に応用することが得意ではありません。ですので、教員が今回の大会での成長を、機会をとらえて話しかけ、サッカー以外の行動の向上につなげていきたいと考えています。  

 さて、9月25日から10月5日までの9日間現場実習に出かけます。何かをすればミスもでます。そのとき、どう対処するのでしょうか。10月8日の事後報告会が楽しみです。

   

人と異なること 中学校弁論大会に参加して

隠岐養護学校長

赤山克司
 

 隠岐地区の中学校弁論大会への案内をいただきでかけました。
 

 13名の中学生が、家族のこと、自分の将来への思いなどを伝えようとする姿勢に、時に圧倒され、時に懐かしく思い出しながらステージの彼ら彼女らを見ていました。
 

 弁論のいくつかは、人と異なることへの不安をテーマとしていました。
 

 国籍であったり、自分の言動への不安であったり、声や視力についての悩みであったり。 金子みすゞは「みんな違って、みんないい」と書き、その詩は多くの場で紹介されます。それは、違いを意識することで日々生まれている、人と人との間の摩擦が多いことの反映なんだろうと、弁論を聞きながら思わずにいられませんでした。
 

 みんな同じであることを強要する、または、同じように努力してしまう雰囲気のことを「同調圧力」と表現することがあります。
 

 発表の中で、「同調圧力」を気にして苦しんでいた自分が、何かを成し遂げた経験であるとか、人からかけられた言葉により、自分は自分でいいんだと思えるようになったことが語られました。そして、その思いは、これからこう生きていきたいという将来への希望へつながっていました。苦しみからの立ち上がりの鮮やかさ、中学生のもつ力を存分に感じました。 

 みんなが苦しんでいるかもしれない「同調圧力」を生み出すものは、同年代でしかつきあうことのない、学校生活が生み出しているのかもしれません。学校の持っている一つの弱みなのだと思います。
 

 その弱みを何とかしようと、異なった校種(小学校や高校、特別支援学校や保育園)などとの交流や、職場体験が導入されています。
 

 しかし、日常的に、「みんな違って、みんないい」と思えるようなるには、どうすればいいのかは、依然課題のままなのだと、弁論を聞きながら考えました。
 

 「自分はこう思う」とあっさり言えることが、やはりポイントであり、それを受けてくれる人がいたら、つながっていくのだろうとも考えました。
 

 同級生ことを考える前に、「自分はこう思う」「自分はここが苦手だ」「自分はこれが好きだ」。そんな発言を、しっかり教員が受けとめているのか、発言をしたくても躊躇している子どもに気づいているのか、そんな宿題をもらった弁論大会でした。
 
 
 
 
  

特振会5 余暇利用

隠岐養護学校長

赤山克司

 第3分科会において、就労先の確保、就労先の障がいに対する理解の促進が課題であるとの発表を受けて、高等部卒業生の保護者から「就労も大切であるが、それにあわせて余暇を生かす活動の充実が大切である」との意見が出されました。  

 確かに「余暇利用」は大切なことです。「仕事が終わったら、友達と食事に行こう」とか「夏には旅行しよう」などと考えることで、仕事をする張り合いが生まれることは、多くの人が経験していることでしょう。  

 学校では修学旅行などの機会を利用して、旅行ガイドブックを利用して行きたい場所を選び、ネットを活用して移動方法を確認する学習を行います。その結果、修学旅行の自主研修では、生徒は、自分たちで作った計画表を見ながら、地下鉄などに乗り、浅草からお台場、お台場から秋葉原と移動し、買い物や見学を楽しんでいます。  

 この経験は、確かに卒業後の旅行を計画することに役に立つはずですが、大切なのは、たとえば旅行に行きたい等の思いを、実際の行動に移していく日常的な活動、いわば生活習慣ではないかと考えています。  

 現在本校のかなりの生徒は、ゲームで土日などの時間を使っています。ですから、余暇利用で困っているわけではないといえます。しかし、ゲームしか時間の使い方がないというのは、やはりさみしい気がします。なぜさみしいと感じるのかというと、生活の楽しみに広がりが感じられないからだと思います。  

 生活していくためには、掃除・洗濯・食事に始まり多くの家事と呼ばれるものが必要です。きれいな部屋で生活をし、清潔な服を身につけると気分がいい。面倒ですが、そんな気分の良さという楽しさを感じるためには、時間をかけて掃除・洗濯を継続していくことが必要だと思います。  

 掃除・洗濯や食事作りなどができれば、時間はあっというまに過ぎていきます。自分の自由時間が少なくなるわけですが、ゲームが与えてくれない、気持ちの良さは手に入ります。そして、掃除などは家族にとっても役立つことですので、喜ばれる。喜びの共有がなされることもゲームが与えてくれない良さだと考えます。  

 充実した余暇を実現するための大きな柱は、家での仕事を分担することである。そうおもえてなりません。  掃除片付けを普段やっていない人が、旅行に必要な品を準備できるか、また、宿泊先から出発する時に忘れ物をしないか。そんな不安がよぎります。旅行が残念な思い出になってしまうのではないでしょうか。  

 地域でのスポーツ活動や文化活動の場の充実とともに、家庭での仕事の分担という観点から余暇の充実を考えていくのが大切であると思います。  

 当然児童生徒の心身の状況により、分担できることは異なってきますが、卒業後を見通し、各家庭でお考えいただければと考えています。

  

特振会4 支援組織・制度の理解

隠岐養護学校長

赤山克司

 益田養護学校の保護者の発表の中で、卒業後の就労継続や生活の支援組織がより充実してもらえるよう期待しているという要望をされました。

 続けて、将来子どもが受け取る年金や賃金などの管理を安心して任せたいので、成人後見人制度について、保護者も学んで利用できるようにしておくことが必要ではないかという意見も言われました。

 では、隠岐での支援組織はどうなっているのでしょうか。概要を説明します。

 まず、現場実習先や就労先の確保は、隠岐養護学校とハローワーク、そしては、隠岐障がい者就業・生活支援センター「太陽」の三者が、それぞれが持つ情報をもちより、企業などに働きかけを行っています。

 また、卒業後の年金申請や就労継続のための相談・支援は、「太陽」や仁万の里内の「虹」が担当しています。就労して1年目には、雇用先の方と「太陽」・ハローワーク・学校、グループホームで生活している卒業生の場合は、グループホームの管理者などが年3回ほど集まり、職場での様子と支援が必要な事柄について共通理解を図っており、早期の離職が近年見られない状態となっています。

 支援を担当する組織と保護者との顔合わせは、ネットワーク会議という名前の会議でおこなっています。また、進路研修会でも説明をいたしますので、ご参加をお願いいたします。

 次に後見人制度についてですが、私自身、つい最近家族の必要に迫られて勉強しています。きちんと準備をしておきませんと、施設入所などの契約や、預金の引き下ろしなど大切な活動に支障をきたしてしまいます。今後、機会を捉えて大まかな内容をお知らせしようと考えています。

 次回は、卒業後の生活を充実させるために大切な余暇利用について、書いていきます。

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