中国・四国地区盲学校体育大会


 7月21日(金)〜23日(日)、高知県立盲学校を会場に中国・四国地区盲学校体育大会(中四盲体)が開催されました。競技は、卓球とフロアバレーボールです。島根県立盲学校からは卓球競技に5名の生徒が参加しました。卓球は、弱視卓球とサウンドテー ブルテニス(STT)の2種目があり、弱視卓球1名・STT2名で行う団体戦と、個人戦が行われました。
 結果は以下のとおりです。

男子団体戦 3位

予選リーグ
× 島根 1 対 2 香川 ○
○ 島根 2 対 1 鳥取 ×
決勝トーナメント
× 島根 0 対 2 岡山 ○
○ 島根 2 対 1 山口 ×

女子団体戦 2位 
決勝戦
× 島根 1 対 2 広島 ○

男子STT個人戦
専攻科理療科生徒 第4位
専攻科理療科生徒 2回戦敗退 
高等部普通科生徒 2回戦敗退

女子弱視卓球個人戦
専攻科理療科生徒 優勝

弱視卓球フレンドリーマッチ(男女混合個人戦)
専攻科理療科生徒 優勝

女子STT個人戦
専攻科理療科生徒 1回戦敗退

選手の感想
「2回目の参加でした。皆さんに私のプレーを見て、喜んでいただいて、とても嬉しかったです。」
「くやしいです。」
「弱視卓球は人数が少なかったですが、フレンドリーマッチで色々な人と試合ができ、優勝もできて良かったです。来年も頑張っていきたいです。」
「負けて悔しいですが、他の方の試合を見て色々勉強になりました。必ず来年は勝ちます!」
「はつらつとしたプレーを感じて私もドキドキしました。私は、初めて勝つことができよかったです。レシーブをしっかりとできたことが勝ちに繋がったと思います。最高です!」

 卓球競技は、中高生中心の若い選手の中、島盲は理療科の生徒が中心となって頑張っています。入学して初めてSTTという競技を経験し、わずか3ヶ月、10回程度の練習での大会出場という生徒もいました。また、前年度男女団体戦優勝、男子STT個人戦準優勝と3位という結果を残している島盲選手団は、他校からもマークされ、プレッシャーも少なからず感じていたことと思います。試合は、全力を出し切れた生徒、思うようにいかなかった生徒、様々でしたが、どれも真剣で、見ている者たちの心を動かすナイスゲームでした。例年よりもエントリー数が多く、1日6試合も戦った生徒もいました。集中力が必要な競技の上、デュースにつぐデュース、そしてフルセット…かなりの疲労だったことでしょう。それでも、最後まで戦い抜く姿に感動しました。また、ある生徒は、中学部から練習を積み重ね、昨年度は初めて選手に選ばれ、今年度は念願の初勝利をあげることができました!
 他にも、交流という面でもとても良い時間を持つことができました。島盲の生徒のプレーは、見ていて楽しく元気が出ます。「大ファンになりました」という他校の方もおられ、たくさんの方々に声をかけてもらっていました。試合後は、各校の控え室を回り積極的に交流を図りました。先ほどまではライバルだった生徒同士がお互いを認め合い、たたえ合い、和気藹々と話す姿はとてもステキでした。
 それぞれに実りある大会となり、皆、来年に向かって新たな目標を立てていました。来年も楽しみです。
 
サウンドテーブルテニス(STT)とは
 一般に行われている卓球と異なり、台上でボールを転がしネットの下を通して打ち合う競技です。「サウンド」とは「音」を頼りにして行う競技ということを表しています。
 台の大きさは、一般に使用されているものと同じ大きさですが、ボールを転がして行うため、打球が床に落ちないようにコートの外側のエンドとサイドの一部に木のフレームを取り付けてあります。ネットの高さは、板上からボールより少し高く間隔をあけて張られています。ボールは中に小さな金属球が入ったものを使用します。これは転がった時に音が鳴るようにするためです。また、ラケットの打球面は木質で硬く、ラバーが張られていないものを使用します。これも、ボールを打った時に明確な打球音をさせるためのものです。競技はアイマスクをして行います。試合が始まると、選手も応援する人たちもラリー中は、しゃべってはいけません。静かな中で試合は進められます。S T Tは非常に集中力を必要とする競技です。

フロアバレーボールとは
 フロアバレーボールは全盲や弱視の視覚障がい者と健常者が一緒にプレイできるように考案され、6人制バレーボールのルールを基本としています。ボールは、床面を転がしてプレイします。コートはバレーボールで使用するコートと同じ規格ですが、ネットは床上に30cmの隙間ができるように張られています。チームは前衛3名、後衛3名の計6名で構成され、前衛選手はアイマスクを着用します。前衛選手は、ボールの音や後衛選手の指示を聞きながらプレイします。ボールを打つ時は、転がったり跳ねたりしているボールを床上でいったん押さえ込み、片手でボールを押さえながら、身体を移動させ、打つ方向が定まれば握り拳でボールを打ちます。ボールを持ち上げたり、大きく動かしたりしてはいけません。後衛選手は、ボールを目で見てプレイするので、ボールを止めると反則となり、明瞭にヒットするようにレシーブやトス、スパイクをします。ボールは、3回までのプレイで相手側コートへ打ち返さなければなりません。フロアバレーボールでは、ボールは常に床面を転がって来るという特徴から、ボールのインとアウトはサイドラインとアタックラインとの交点付近のどこをどのように通過したかで判断します。ボールの接地面がアタックラインの後方の床面であればボールインです。後衛ゾーンの床面に触れずに上空を通過したり、後衛ゾーンに達する前にコート外に出たりするとボールアウトです。

 

生徒達が賞状や盾を持って並んでいる様子の写真 生徒がSTTの競技中に球を打ち返している様子の写真
生徒達が賞状や盾を持って並んでいる様子 生徒がSTTの競技中に球を打ち返している様子
生徒が卓球の競技中に球を打ち返している様子の写真 競技終了後に選手同士で握手している様子の写真
生徒が卓球の競技中に球を打ち返している様子 競技終了後に選手同士で握手している様子

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