進路
○卒業生の進路について
本校に通う生徒たちのほとんどが、高等部卒業時点で社会人として社会に出て行きます。そして、時には色々な支援を受けながらも、自分の力を精一杯発揮して、自分自身の生活を自分で切り拓いていくことになります。その生活が、幸せで充実したものになるよう、自分自身が生き生きと安心して過ごすことができる場や働く場を求めています。
一人ひとりの生徒たちは、それぞれの長所や得意なことをもっています。例えば一日も休まないこと、言われたことにコツコツとまじめに取り組むこと、細かなことも最後まできちんとやりとげること、毎日明るく過ごすことなどです。
これらのことは、「仕事」をする上で、とても大切なことです。この力を、ぜひとも職場の中で生かして働きたいのです。「みんなといっしょに働きながら、自らの幸せな充実した生活を追求すること。」それが生徒たち一人ひとりの願いです。
○現場実習について
実習先のご協力のお願い
~社会参加に向けて「現場実習」にご協力をお願いします~
現場実習とは日ごろ学校で培ってきた働く力を試してみるために高等部在学中に事業所の協力を得て、社会の中で働く体験を積むものです。この学習を通して、社会へ出て働くことへの関心をもち、職場での決まりや仕組みを学びます。また、社会人としての心構えや働くことの意味をより深く理解することも目標にしています。
本校で学んでいる生徒たちは、将来の働く生活に向けて、校内での作業学習、事業所での現場実習など「働くことを学ぶ」学習に取り組んでいます。自分のもっている力を精一杯出し切って、社会参加していくことを望んでいます。
現場実習のねらい
- 働くことの厳しさや喜びを学びます。
- 職場の決まりや労働習慣を学びます。
- 働きたいという気持ちを確かなものにします。
期間は1週間から3週間で、事業所の方と相談して決めます。通勤途中や、実習中のけがにかかる補償などは、インターンシップ保険や日本スポーツ振興センターの適用を受けますので、事業所にはご迷惑をおかけしません。実習は授業の一環として実施しているため、報酬等は必要ありません。 実習内容は、事業所の業務内容に準じて行わせていただきます。
実習中の支援について
実習中は教員が実習生の巡回指導を行います。また、必要に応じて、1日~数日間生徒と一緒に働き、実習援助を行います。実習生がより自分の力が発揮できるように、職場内での作業やコミュニケ-ションに関する支援を行ったり、職場の方と相談をしたりしながら実習を進めています。
担当:進路セクション