学校紹介

校長あいさつ

 春の温かい日差しが注ぐ今日の良き日に、平成29年度、島根県立浜田水産高等学校入学式を挙行できますことは、誠に喜ばしいことです。

 先ほど入学を許可しました、本科生50名、専攻科生9名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。そして、今日まで様々な面でご心配やご苦労を重ねてこられた保護者の皆様に、職員を代表してあらためて、お祝いを申し上げますとともに、心から歓迎いたします。

 さて、本校は水産教育に力を注いできた浜田地域の強い要請を受けて、昭和23年4月、この水産都市、浜田に開校し、今年で創立70周年を迎えます。 これまでに水産教育を通じて、社会に有為な人材を育て、地元水産界はもとより全国へ、そして世界へと輩出してきた、歴史と伝統を持つ、全国に46校ある水産・海洋系高校の一つであります。  ご承知のとおり、我が国は、周囲を海で囲まれ、長大な海岸線と、世界第6位の経済水域を持った海洋国家であり、国民の生活と海は切り離して考えることはできません。本校が培ってきた水産・海洋教育は今後も益々、重要なものとなると思います。

 このような中、入学生の皆さんは浜田水産高校の生徒として、今、第一歩を踏み出しました。これからの3年間を一歩一歩、着実に歩んで欲しいと思います。普通教科はもとより、水産に関する専門的知識を身に付け資格を取得し、少しばかり厳しいといわれる生徒指導の中から、社会生活のルールを学び、3年間で自分を大きく成長させねばなりません。本校は、教室での勉強だけではありません。実習施設・設備、そして、練習船を活用し、各科で特色ある実習が展開されます。みなさんは。この実習を通して、今まで気付かなかった自分の意外な能力を発見していただきたいと思います。

 入学にあたり皆さんに、本校の校訓である「自律」、「敬愛」、「進取」の言葉を送りたいと思います。

 「自律」とは自分で決めたルールに従うということです。中学校までは、先生や親から言われるから勉強をしていたという人もいるかもしれません。しかし、自分の 人生は自分であり、どのような人生を選択するのかは自分自身の責任です。将来に目標を持ち、その実現に向けて、しっかりとルールを決めて、高校生活に取り組んでください。

 次に、「敬愛」とは思いやりの心と規範意識を持ち、社会に貢献できる人間になるということです。周りの人を大切にすれば、自分も周りから大切にされます。豊かな人間性を持ち、自他を敬愛し、社会に貢献することで、 周りから信頼を得ることができます。私は、そのような行動が、幸せな人生として自分に帰ってくると考えています。

 最後に、「進取」とは専門的な知識・技能を身に付け、未来を切り開いていくことです。経済のグローバル化が 進み、日本経済は厳しい状況が続いており、将来の姿も 見えにくくなっています。そのような中で、今、企業から求められているのは、自らが未来を切り開いて、時代に対応する実践力であります。どうか皆さん、今申し上げたことを心に留めていただき、充実した高校生活となるよう頑張ってください。

   さて、本科に続き上級海技士となるべく入学した、9名の専攻科生の皆さん、航海士・機関士とそれぞれ目指す道は異なりますが、目標はただ一つ、これからの2年間における乗船実習および勉学に励むことで、自分達が将来、船舶職員になった時に困ることがないよう、船員に必要とされる資質を十分に身に付けてください。そして、あなた方に続く後輩への良き手本となってください。活躍を期待しています。

 保護者の皆様に一言お願いを申し上げます。私達は本日からお子様をお預かりし、3年後には大きく成長した 姿で、卒業生として送り出したいと考えております。 しかし、教育は学校だけで出来るものでありません。 ご家庭でしかできないこともあり、お子様の成長には、学校と家庭が連携し、協力していくことが不可欠です。ご家庭におかれましても、ぜひ学校の様子を聞いていただき、お子様の成長を見守っていただければと思います。

 最後に、本日入学された生徒の皆さん全員が、3年間の間に大きく成長し、地域社会に貢献できる人材となられることを祈念し、さらに学校としては、地域と共に、地域に応える、浜田水産高校をめざすことを、お約束して挨拶といたします。

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                                  島根県立浜田水産高等学校        

                                             校長  中村 公一