平成28年度 第50回 卒業式    (卒業生数 商業科31名 情報処理科34名)
平成29年3月1日
 式 辞
椿が丘の桜のつぼみも日ごとにふくらみをまし、眼下の日本海から吹き渡る風にも春の温かさが感じられる今日の良き日に、めでたく卒業式を迎えられました商業科三十一名、情報処理科三十四名の卒業生の皆様に、心からお祝い申しあげます。
また、お子様方を支え育んでいただきました保護者の皆様には、お喜びも一入のこととご拝察申しあげます。お子様のご卒業 誠におめでとうございます。
さらに本校卒業式を挙行するにあたり、本校PTA会長工藤和幸 様をはじめ、多数のご来賓の皆様のご臨席のもと、島根県立浜田商業高等学校第五十回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、本校教職員・生徒一同、誠に光栄であり、心から感謝申し上げます。
さて、卒業生の皆さん、本日の卒業式を迎えられた今の心境はいかがでしょうか。この三年間の思い出が巡っていることと思います。「はじける笑顔 〜Splash of Smile〜」をテーマにかかげた学園祭では、三年生の皆さんの輝く姿が印象に残っています。特に体育祭での、一人ひとりの活躍とチームの団結、そして下級生への厳しくも温かいリーダーシップなどに感銘を受けました。
また、今年度秋に行った浜商デパートでは、地域の皆さまにも多数来校いただき盛会に開催することができました。尾道商業高校とのデパート交流や、広島商業高校とのデパートを題材としたディスカッションなどは、浜商デパートの進化を感じさせられるものでした。このように様々な教育活動により、先輩が築いてきた伝統を引き継ぎ、三年生としてしっかりと受け止め、新たな一ページを刻みこんできましたことに 自信と誇りを持っていただきたいと思います。
ここで、皆さんの門出にあたり、私から二つ言葉を贈りたいと思います。
一つ目は「一隅を照らす」という言葉です。
これは、天台宗の開祖最澄が書かれた
『国宝とは何物ぞ   宝とは道心なり  道心ある人を    名づけて国宝と為す    故に古人の言わく  径寸十枚、    
是れ国宝に非ず   一隅を照らす  此れ則ち国宝なりと  (中略)  
道心あるの仏子   西には菩薩と称し  東には君子と号す  悪事を己に向かえ  好事を他に与え   己を忘れて他を利するのは
慈悲の極みなり』
という文書の中に書いてある言葉です。これは、人々を幸せへ導くために「一隅を照らす国宝的人材」を育てたいという思いで書かれたもので、「お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれた場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何にも かえがたい 国の宝」という意味だそうです。普段から一隅を照らそうという思いを持つことで、なくてはならない人となり、光り輝いて欲しいと願っています。 たとえ小さな光でも、その光をつないでいけば、いつかは社会全体をも明るく照らすことになると思います。ぜひ一隅を照らす人になっていただきたいと思います。
二つ目は、「笑う門には福来る」という言葉です。
どんな場面においても、笑顔を忘れないで欲しいということです。皆さんはこれから、新たな人間関係を築いていく必要があります。
仕事や日頃の生活のストレスで大きな不安や心配をかかえて過ごすこともあるのかもしれません。そのようなとき、その感情を表情に出してしまうと、周りにいる人の表情も苦しそうな 悲しそうな表情を浮かべるようになり、人間関係が崩れ、いたたまれなくなるかもしれません。しかし、そのようなときこそ、苦しいことをこらえ、少しでも笑顔でいることに心掛けて欲しいのです。笑顔でいることを意識すると、心が落ち着き、体の力が抜け、自然と和やかな雰囲気を醸し出して、毎日の生活が気付かないうちに幸せで満ち溢れたものになると思います。笑顔でいるのは簡単なようで 難しいものです。だからこそ、意識して笑顔で仕事や生活することを心掛けてみましょう。新しい人間関係もよい方向に進んでいくことと思います。
それでは、卒業生の皆さん、いよいよ旅立ちのときです。
本校で学んだ、開拓者精神を 心に刻み、勇気を翼に込めて、社会という大きな世界に 飛び立っていってください。自分を信じ、力の限り、夢をあきらめず、希望という風に乗って羽ばたいてください。
最後になりますが、ここ椿が丘を巣立っていく六十五名
の皆さんの 前途に幸 多からんことを心から祈念して式辞といたします。
                                                                 平成29年3月1日 
                                                                 島根県立浜田商業高等学校 
                                                                 校長 日 向 伸 之

 
                                                    来賓の皆様
 
 3年1組


 
 3年2組


 
 商業科 代表 上田さん
 
 情報処理科 代表 中田さん


  
          校長式辞                              来賓祝辞 (工藤PTA会長)


 
送辞 高田生徒会副会長


 
答辞 島田生徒会長