校長室だより

 
 

校長挨拶

浜田商業高校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
本校は、昭和40年に開校した石見部唯一の県立商業高校です。商業科、情報処理科の2学科から編成され、全校生徒223名の学校です。「開拓者精神」、「気魄と情熱」、「明朗・闊達」、「さわやか浜商」の伝統を受け継ぎ、勉学はもとより、部活動や生徒会活動などにも力を入れ、地域社会で活躍する人材の育成を目指しています。
ビジネス教育の専門高校として生徒一人一人の進路実現を図り、地域の皆様、保護者の皆様から信頼され、愛され、支援していただけるように教職員一同全力で取り組んでいます。
本年度も、いろいろな方面からのご協力をいただきながら、浜商デパートや地域IT人材育成事業、地域連携などを通して、更なる高校の魅力化に取り組んでまいります。

                                  平成30年4月
                                  島根県立浜田商業高等学校長 曽田 裕司




2018/07/20 学びについて(PTA会誌「椿が丘」より)
 子どもたちが,「やらされる」のではなく「やる」という気持ちで主体性を持って学ぶことが大切です。
この主体性について,脳科学者の茂木健一郎氏は,著書「プロフェッショナルたちの脳活用法」で次のように述べています。一部紹介したいと思います。
『人間の脳がやる気を引き起こすための重要な環境として,「自由であること」は見逃すことはできない。自由というのは,人間の脳をもっとも元気にさせてくれる要因である。自分で選択し,自分で決定し,自分で実行する―これが脳にやる気を起こさせる条件になると言ってもいい。
「教師が生徒に知識を詰め込もうとすると,一時的には効果があっても,あるラインまでいこうとすると,しんどいです。本人が英語を好きになって,やる気にならないと,教師一人では何も教えられないんです。そこがいちばん大事なポイントなんですよ」(竹岡広信 英語講師:竹岡塾)
「長く続けるために必要なのは,何かを発見する楽しさだと思います。『おもしろいなあ』とか『楽しいなあ』ということを感じられるかどうか。受け身の気持ちからは,決してそういう感情は生まれてこないと思うので,自発的であることはすごく大事でしょう」(羽生善治 棋士)
たとえていえば,人間の脳の機能は自転車のようなものだ。どんなに性能のよい自転車でもハンドルを操る者がペダルをこがなければ走り出すことはできない。そして一所懸命こぐ力に呼応して,車輪の回転速度も上がっていくわけである。』
新学習指導要領においては,育成すべき資質・能力を以下の三点で整理することが考えられています(「三つの柱」と呼ばれています)。子どもたちが「何を理解しているか,何ができるか」に加えて,「理解していること・できることをどう使うか」「どのように社会・世界と関わり,よりよい人生を送るか」ということです。そのために,子どもたちに,知識・技能を身につけさせると同時に,思考力・判断力・表現力等と学びに向かう力,人間性等を総合的に育む必要があるとされています。アクティブ・ラーニング等を推進し,実社会や実生活に関連した課題を自ら見出し,解決の方向性を決定し,努力し続ける意欲を喚起することが大切です。
学校・家庭・地域がそれぞれの立場から,生徒のより良い学びと成長を促すことが必要です。
今後とも,ご協力をよろしくお願い申しあげます。




2018/04/10 夢と希望に向かって(努力すれば道は開ける) (入学式式辞より)
 本校は、昭和40年に開校された石見地域唯一の県立商業高校です。校訓として「開拓者精神に徹し、気魄と情熱に燃えよ。」「学習と部活動の両立に精進せよ。」「明朗にして闊達、気品ある校風の樹立に努めよ。」を掲げています。卒業生11,830名、在学中には学習と部活動において輝かしい実績を残すとともに、卒業後は校訓にある開拓者精神を、今なお、心に抱きつつ、産業界ならびに地域の有意な人材として活躍しています。 新入生諸君は、将来への夢と希望に胸を膨らませ、これからはじまる高校生活に対して決意も新たにしていることと思います。 皆さんには、この3年間で、未来を切り拓こうとする志を抱くとともに、心身ともに健康で、豊かな心と高い知性を身につけてもらいたいと思っています。経営の神様と呼ばれ、企業経営の達人として注目をされた松下幸之助氏の言葉には経営だけではなく、人としての生き方や心構えもあります。著書「道をひらく」の最初に出てくるエッセイ「道」の一部を紹介したいと思います。『自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。坦々とした時もあれば、かき分けかき分け汗する時もある。 (中略) いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。道を開くためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。』
 皆さん、どのように感じられましたか。高校時代は、基礎基本を身につけ、目標に向かって、地道な努力をすることが大切です。努力すれば必ず道は開けます。夢と希望に向かって着実に進んでいってほしいと思います。
 最後に、保護者の皆様と私ども教職員は、本日より75名の将来を託された若者を育てるという共通の仕事を、協力して行うこととなります。お互いの理解と信頼関係が築けてこそ、その目的が達成できるものと思います。私ども教職員、全力を尽くしてお子様の教育に当たる所存です。保護者の皆様におかれましては、本校の教育活動にご理解、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。




2018/04/09 多面的経験が理想の自分を形づくる(何事にも一生懸命) (1学期始業式の話より)
 多面的経験が理想の自分を形づくるということに関して、弁護士で塾長の伊藤真氏は、著書「夢をかなえる時間術」で次のように述べています。一部紹介したいと思います。『一点に片寄るのではなく、興味のあること、ワクワクすること、任されたことはいろいろやってみる。そして、仕事、勉強、趣味、地域活動……というぐあいに、種類の違う「点」をあちこちにつくっておくと、人生が多面的になる。バラバラに見えていた「点」と「点」も、それが増えれば「線」でつながるものが出てくるものだ。あそこでやったことは、こことつながっていた、と関連性が出てくると、それが「線」になり、だんだんと「網目」になり、やがて「面」になって、「立体」になる。そして、「立体」となったものが「形」になって、「自分」という人間をつくりあげていく。人間はいろいろな面をもっている。皆それぞれの立体であり、形はさまざまだ。どんな立体の自分、どんな形の人生にしていきたいのか。どの方面で活躍したいのか。その理想の立体イメージに近づいていくことが、夢をかなえることだと思う。』
 つまり、様々な学びや体験を通して、多くのことを知り、考えることは、世界、人間、自分について、より深く知っていくことにつながります。このように自らキャリアデザインが描けるよう、何事にも一生懸命に取り組んでいってほしいと思います。